ほぼ日手帳。この独特の世界観、空気感が心地よくてたまらないから。
すごくお久しぶりです。
タイトルの通り、この度懲りずに2016年版ほぼ日手帳カズンを購入しました。
毎年まっさらな手帳。とても可愛そうな扱いをしているんだけど、年末になるとなんか恋しくなってロフトに足を運んでいる。
なんですかね、ユーザーを引き込むようなこの世界観がとても心地よいんです。
例えばもしテレビのCMで「来年もほぼ日手帳で決まり!」なんて大々的に宣伝されてたらたぶん使う気にはならない。
メディアからほぼ日手帳の情報を受け取ることはないのに、年末になるとなぜか自分からその世界に浸りたいような気持ちになるんですよね。
あの「ぽわぽわ」した空気感が一年間を通して凝り固まった自分の心をほぐしてくれるような感じ。
全くこの世界から覚めませんわ。宣伝してなくても、ユーザー自らスイッチが入ったように商品を購入していく。これが究極のマーケティング。
あとは、ほぼ日手帳というネーミングも秀逸だと思う。
ほぼ日手帳って使い方が人によって全然違うし、むしろ「ほぼ日日記」って感じで使っている人の方が多いと思う。
大人が「日記」と名の付く物を購入するのはどこか恥ずかしさがあったりすると思うが、これは「手帳」と名が付いているのでビジネスマンもすんなり購入することが出来る。
そして実際はかなり日記ライクな手帳として使用している。
こういうルートで大人の日記に対する敷居を低くしているのは真理だと思う。
私は毎年ほとんど空白ページのほぼ日手帳もとい日記となってしまっているが、読み返してみるとたまにびっしり文章が書いてあるページがあった。
タスクの計画ではない、出来事の記録でもない、ただ自分の内なる声を文章で書きなぐったものだ。
過去の自分が残したその文章は、そんじょそこらのビジネス書よりずっと納得感があるものだった。
「過去の自分ってこんな良い言葉を残せるんだ」とその時は思った。
自分の書いた文なのに、いや自分の書いた文だからこそなんの突っかかりもなくダイレクトに自分の心に届いて激しく揺らす。
過去の自分を尊敬し、どこからともなく涙が出てくる。
ほぼ日手帳は大の大人にそういった体験をもたらしてくれる数少ないツールの一つだと思う。
過去の自分は今の自分より劣っているって決め付けはよくないのかもしれない。
過去の自分は自分にとって最高のパートナー。
ただ過去の自分は自ら残そうとしないと時を越えて現在の自分に力を与えられない。
何も考えずその時思ったことをつらつら書き留めておくだけで、未来の自分にかけがえのない価値を与えることが出来る。
2016年の目標の一つ、
「2017年の自分を支えてくれる365人の偉大なパートナーのことを記録する」
ほぼ日手帳公式ガイドブック2016 This is my LIFE.
- 作者: ほぼ日刊イトイ新聞
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2015/08/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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