なぜ他人との約束は守るのに自分自身との約束は守れないのか?
人はあまりに自分自身を大事にしないというか、軽視するというか、後回しにしてしまう感じがあるように思います。
目標を設定しても達成できない理由の一つは、自分自身を軽く見ているということ。
私自身も最近こう感じることが多いので、自分を戒めるためにも文章で整理しようと思いました。
自分との約束、どれだけ破ってきた?
人は家族や会社の上司・同僚、友人など、他人と日々色々な約束事をして生きています。
そして他人と交わした約束事を破ることに対して、大抵の人が嫌悪感や後ろめたさなど感じるでしょう。
もちろん私もそうです。
ただ、約束を結んだ相手が自分自身だった時、人生の中でどれだけ約束を破ってきただろうかと考えます。
それは開き直りだったり、諦めだったりと色々な形で破られます。
「今年の目標は○○をすること!」なんて約束は、むしろ守られなかった数の方が多いです。
では、なぜ自分自身との約束を破ることに比較的抵抗を感じないんでしょうか?
それは、約束を破ったことで被害を被る対象がほぼ自分自身だけだからです。
「今日はダイエットのために甘いものを我慢する」と決めたとしても、甘いものを目にした瞬間「まぁいっか!」と安易に約束を破ってしまうのは、別に私がここで甘いものを食べたところで他の誰にも迷惑はかけないと思っているからでしょう。
そして、約束を破ったところでペナルティーが無い(と思い込んでいる)ということです。
ペナルティーは他人からの信頼を無くすなどという外的要因だけでは無いことを念頭に置いておかないといけないなーと。
自分自身との約束を破り続けていると、約束の破り癖みたいなものがついて、いつしか他人との約束事に対しても悪影響が出てくるかもしれません。
他人との約束、自分との約束を比較する
他人との約束、自分との約束、この2つをもう少し比較してみようと思います。
普段他人と約束をする時には、
- 守れない約束は極力しない
- 守ることは当たり前
- 守るためにはちゃんと行動する
こんな感じではないでしょうか?
まず、そもそも守れない、もしくは守れる可能性が低い約束ってしますか?
私はほぼしてこなかったと思います。
他人と約束をする時は、その時点でだいたい約束を守れる目処が立った状態でしているんじゃないかなと思います。
少しでも懸念があるなら「ちょっと考えさせて」って約束を保留したりします。
本来約束をするってこれだけ慎重にならないといけないのかなって。
そしていったん約束をしたら、それは当たり前に守るべきものだという前提で行動するでしょう。(ちゃんとした良心や想定外の事態が起こらない限り)
目標を設定するのも同じで、本来こういうことなんだって思います。
約束って本来そんなに簡単に破られてはいけないものですよね。
と言っている本人も実際ことごとく自分自身との約束を破ってきたわけですが...。
他人の時と同じように自分自身に約束する
これからは自分自身との約束を、他人とするように慎重に考えていく習慣を身に付けたいですね。
例えば「今月はランニングを毎日するわ!」と自分自身に約束する時に、その約束事に対してもう一人の自分を発動させてみましょう。
「お前本当に毎日それ出来るの?」「雨が降った時も絶対にやるんだな?もしやらなかったら約束を破ったことになるよ?」「絶対に約束破るなよ?」
そうしたら、「うっ...やっぱちょっと考えさせてくれ」ってなると思います。
自分自身を嫌いにならないためにも、自分自身との約束を真剣に考えて、守れる約束をしていきたいです。
そうすることで、今後自分自身に立てる目標や夢も精度よく決めていくことができ、達成率も向上し、モチベーションもどんどん上がっていくことと思います。
自分も対等な一人の人間だということ、忘れないようにしたいです。
まんがでわかる7つの習慣4 第6の習慣/第7の習慣/第8の習慣
- 作者: フランクリン・コヴィー・ジャパン,小山鹿梨子
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2015/01/15
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る