脳内いんすとーる

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人間はどこまでも満足しない生き物であるということは幸せか?それとも...?

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こんにちは、Soda(@soda_SE)です。

 

「人間は忙しく働く必要がなくなりつつある」

 

これを聞いた時に、あなたならどう感じるでしょうか?

 

上記はグーグル創業者のラリー・ペイジ氏の発言です。

「遊んで暮らせるようになる」というグーグル創業者の発言、本当にそうなるのか? (THE PAGE) - Yahoo!ニュース「遊んで暮らせるようになる」というグーグル創業者の発言、本当にそうなるのか? (THE PAGE) - Yahoo!ニュース

 

大抵の人は「嬉しい!」でしょう。

早起きしなくて済む、満員電車に乗らなくて済む...。

長い間寝ていることが出来るし、余った時間で好きな所へ行ったり、好きなことが出来る!

 

かたや、こちらも同じくグーグル創業者、セルゲイ・ブリン氏の発言。

人間には限りない欲というものがあります。時間に余裕ができても、人々はそれ以上の娯楽を求めるようになるので、労働力に対するニーズは変わらない。

 

そう、人間は欲の噴水であり、なおかつ噴水の底には穴があいています。

無限に欲が湧き出てくるけれど、決して心が満たされない生き物です。

今回は人間の欲に関して考えてみたいと思います。

 

アメリカの心理学者、マズローの欲求5段階説は有名ですね。 

自己実現理論 - Wikipedia自己実現理論 - Wikipedia

 

マズローは人の欲求を以下の5段階で表現しています。

一番下の「生理的欲求」が一番低次の欲求で、一番上の「自己実現の欲求」が一番高次の欲求です。

人間は、低次の欲求が満たされたと感じると、より高次の欲求を求めるようになります。

自己実現の欲求(Self-actualization)

承認(尊重)の欲求(Esteem)

所属と愛の欲求(Social needs / Love and belonging)

安全の欲求(Safety needs)

生理的欲求(Physiological needs)

 

一日中寝ていたいとかいう欲求は、一番低次の生理的欲求にあたると考えることが出来ます。

仮に仕事をしなくても良くなって、早起きする必要も無く、一日中好きなだけ寝ることが出来、食事も好きなだけ食べることが出来るとします。

そうすると、人間の欲としては生理的欲求と安全の欲求当たりまでは満たされるでしょうか。

 

しかし、人間は欲の噴水。

今度は自己肯定感が欲しいという欲求が溢れてきます。どんどんより高次な欲求を欲するようになります。

一旦仕事をやめた人が、再度仕事を始めたいという気持ちになることは少なくありません。

それは日常の平穏に飽きてしまったからじゃないでしょうか。

安全の欲求で身体が飽和状態になっているという状態でしょうか。

 

もう仕事なんてしたくないと思っている人も、急に全ての行うことを取り上げられてしまうと、とても落ち着かない気持ちになるでしょう。

「なにもしたくない!」という欲求があっても、本当に何もしないという状況になった時、何かをしたいという欲求が溢れてくるものです。

 

欲求が満たされないということは、常に欲求を追い求めていかないといけないということです。

これをどう感じるでしょうか?

人間って面倒くさいなって思うでしょうか?確かに面倒くさいですね。

ただ、この欲求が溢れることをやめてしまったら、人間として生きているかどうかかなり疑問です。

それは第三者から見たら、有機的な機械に見えるかもしれません。

 

「満足しない」というのは、あるレベル以下は不幸せで、あるレベル以上は幸せだと考えます。

マズローの5つの欲求分類からいうと、

・「生理的欲求」「安全欲求」が満足しないのは不幸せ

・上記以上の欲求が満足しないのは幸せ

「所属と愛の欲求」は正直微妙なラインですが...。

 

満足しないことがなぜ幸せなのか?

それは、満足してしまったら目的を見失うからです。

満足してしまったら、そこでストップしてしまう。自分の成長もなにもかもがストップします。

満足しないから、人は夢に向かって行動を起こすし、情熱的に生きていけるのだと。

そう考えると、人間は生まれながらにしてかなり幸せなのかもしれません。

常に満たされないから、何回も幸せを感じることが出来る。人間上手く出来ている。

 

以上です。

本日も当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!

 

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明日もあなたに良いことがありますように。

Thank you for reading♪

 ☆written by Soda(@soda_SE)