脳内いんすとーる

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【読書ノート】成功したければ目標は立てるな

こんにちは、Soda(@soda_SE)です。

本の題名に驚いて手に取った一冊。
今まで目標が大事とうたっている本は沢山あると思うが、目標を立てるなと。なんとも大胆な。

こういった逆説的な本は他にも沢山ある。
Amazonで、「カテゴリー:本」「キーワード:するな」で検索するとゴロゴロ出てくる。
聞き取り・書き取り用CD付 英語は絶対、勉強するな!―学校行かない・お金かけない・だけどペラペラ
問題は解決するな
マニャーナの法則 明日できることを今日やるな
トップになりたきゃ、競争するな―なぜ、業界最後発企業が世界にとびだすまでに成長できたのか
クルマを売りたいならクルマの話はやめなさい!

人間逆説的なタイトルには惹かれるんだろうな〜。インパクトあるし。
ただ広い範囲で認知されている事柄の逆説を説くのは勇気もいるし、
それなりに内容に自信がないと出版出来ないと思う。
だからより目にとまったのかな。

この成功したければ目標は立てるなというフレーズは、
本書の内容の一部を抜粋しているに過ぎず、実際には色んなノウハウの集まりです。
本書を監修しているのは、弦楽器を製造するフジゲン株式会社会長の横内裕一郎氏。
わずか26年で全世界のギターシェア40%達成した当時の社長です。
フジゲン - Wikipedia

成功したければ目標は立てるな

本書のタイトルにもなっている内容。
ここまでインパクトのあるタイトルもないだろう。
その根拠を、本書は以下のように語っている。

「人間には無限の可能性がある。ただ、その可能性は、自分自身で描く小さなデザインでは引き出せない。なぜなら、一個人というのは、皆思考が偏っているからだ。例えば、ほとんどの人は、自分の好きなことしかしない。そのような偏った思考をしていたら、小さな偏ったデザインの自分しか作り上げられない。自分が本来持っている可能性の扉を閉じてしまう。

自分で自分をデザインするのではなく、大きな目標を立てたら、その後の自分をある程度フローな状態にして、自分の可能性を伸ばすことに集中する。自分の描いた小さなデザインに縛られるのではなく、目の前のことに完全燃焼することを心がけていると、その行動は必ず天の目にとまる。そして、天がその人に合ったこれからの人生のストーリーをデザインしてくれ、本人の前に提示してくれる。

自分という小さな枠で考えた目標では、かえって自分を制限してしまい、
小さな枠でしか成長出来ないよということ。

ただ、完全に目標を立てないというわけではないようだ。ここがちょっと理解に苦しんだ。
本書にも記載があるが、目標設定を自分ですることをやめなさいということ。
エピソードとしては、「自分と意見の食い違う人の意見に同調してやっていったらうまくいった。自分の考えた目標よりも、より大きな目標を達成出来た」ことが取り上げられている。

結局目標はざっと立てておいて、自分という小さな枠で考えた目標にとらわれず、
他の人の意見や環境などの外的要因もうまく取り入れて柔軟に自己を拡張していくとよい。と私は捉えました。

タイトルと本の内容は一概に合致しないところもあったが、横内氏のエピソードが色々参考になる部分が多かったです。

成功したければ目標は立てるな―「世界一の教え」富と強運をつかむ36のセオリー

成功したければ目標は立てるな―「世界一の教え」富と強運をつかむ36のセオリー


Thank you for reading♪
 ☆written by Soda(@soda_SE)